昨年の4月の個展に続き、1年半振り2度目の個展を開催致します。今回の個展は、これまで発表した1997年初期の作品から最新作までから代表的な作品を選びこれまでを振り返る個展となります。
山田純嗣は、1974年生まれの若手作家として、多数の絵画コンクールで受賞を重ね注目される期待の作家です。
これまでも多くの作家が様々な方法で製版途中の技法として版画制作に取り入れられていた写真技法を、製版ではなく独自に撮影した対象物の写真をオリジナルの印画紙に直接焼付け(シルバーゼラチンプリント)そこに、エッチング(銅版画技法)で1色刷り仕上げる大胆であり、計算された繊細な作風で独自性を確立してきました。また、日本の伝統的な空間の均衡やバランスを画面に取り入れ世界の中で評価の高い、「HANGA」における日本の「版画」のあり方をも模索しているようです。
本展では約約35点を展示、ご高覧頂きます。 |