− 出会い −

2005年5月14日[土]―22日[日]
10:30AM―7:00PM(火曜休廊)

 

昨年ご好評を頂きました「アメリカの魯山人」ことデヴィット・エリス・ウェルス氏による陶磁器と淡彩画による個展を本年も開催致します。

デビット・E・ウェルス氏は日本料理人でありそして陶芸家として、数々の雑誌やテレビで紹介され、その実力とさまざまなキャリアを評価される話題の人です。食を極める料理人としての感性が、陶磁器の制作においても単なる造形物としてや雰囲気による作品ではなく、そこに盛られるもの(料理)や飾られる花、注がれるもの、置かれる空間とのバランスなど、さまざまな要素が取り込まれ表現されています。単に日本文化に憧れた外国人が自身の異国の文化を持ち込み特異性だけを主張した作品ではなく、日本の文化を熟知し愛する中で、さらなる日本の文化の延長上にある新しい造形や料理を目指す、氏のものづくりに対する姿勢を感じて頂けることと思います。

本展では未発表の旧作を含め、昨年の個展以降に制作された新作陶磁器と独自の絵画世界を表現する淡彩画、約150点をご高覧頂きます。

どうぞごゆっくりデヴィット・E・ウェルスの世界をご堪能下さい。

2005年5月吉日 画廊翠巒主

 

 

DAVID・ELLIS・WELLS デヴィット・エリス・ウェルス
1957年アメリカ合衆国・サウス・カロライナに生まれる
13歳より絵のレッスンを受ける
1976年Scholastic Art Award スコラ美術賞受賞
1977年オレゴン大学入学映画専攻
1979年来日、早稲田大学国際学部入学
1981年早稲田大学付属語学教育研究所卒業
東京調理師専門学校入学(82年卒業)
1982年料亭 川松別館入社(84年退社)
1984年帰米、ニューヨーク・「初花」入社(85年退社)
1985年再来日、辻調理師専門学校入学(86年修了)
1986年帰米DREFUS証券Mr.HOUWARD STEIN会長付
プライベートシェフ、秘書として入社(94年退社)
1994年再来日、陶芸作家・安藤 貫師に美濃焼を学ぶ
霞仙陶苑にて学ぶ
1995年佐賀県立有田窯業大学校下絵付入学
1996年同大学校上絵付修了
1998年食事会・「涼・Cool」(Ballroom)以後毎年
1999年東京国立市「魚倶留銘 大魚菜」プロデュース
「旬才料理 富川」プロデュース
2000年東京目黒「アトリエ デコ」にて上絵付け指導(03年迄)
2001年小学館「和楽」にて絵とエッセイ連載(02年迄)
辻調理師専門学校時代の恩師、斉藤辰夫師のアシスタントとして
斉藤辰夫料理スタジオにて料理指導開始
2002年前橋「すいらんアートスクール」にて上絵付け講座開始現在に至
NHK番組「ハローニッポン」にて紹介される
講談社「フラウ 教わり上手」連載(03年迄)
東京ファッション協会主催「第6回和の原理の商品開発研究会」にて講演
2003年食事会・テーマ「Oasis」民族芸術交流財団(東京)
週刊現代12月特別号にて「アメリカの魯山人」として特集
2004年陶芸による群馬初個展(前橋・画廊翠巒)
前橋ライオンズクラブ主催講演会(前橋ロイヤルホテル)
2005年個展(原宿・ギャラリーつつみ)
個展―昨日からの永遠―(京橋・ギャラリーアートもりもと)
現 在

東京在住

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