山田純嗣・展

1974年飯田市生まれの造形作家、山田純嗣の新作による本展で3度目となる個展を2年半ぶりに開催致します。 これまで熊谷守一大賞展優秀賞、神奈川国際版画ビエンナーレ神奈川芸術財団文化賞、青木繁記念大賞展優秀賞他数々のコンクールで受賞を重ねてきました。昨年は、40歳以下の平面の作家を対象として、1994年から上野の森美術館で開催以来、若手作家の、登竜門として、現在では世界的な作家を輩出するようになった「VOCA展」に推薦されました。受賞は逃したものの、その表現手法は大変注目されることとなり、本年4月には東京国際フォーラムで開催された「アートフェアー東京」での展示でも注目され、今後ますますの活躍が期待されます。

近年の山田純嗣の作品は、まず自身によって制作された立体作品を展示撮影し、その画像を特殊な印画紙に焼き付 けます。そしてさらにその支持体に、エッチング（銅版画技法）を施すことで、これまでにない、独特な画質とその世界を 表現することに成功しています。

本展では、VOCA展2006「現代美術の展望―新しい平面の作家たち」に出品され た作品とともに新作、近作を合わせ、大作9点、小品15~20点展示、ご高覧頂きます。尚、作家の来廊日は20日、 26日、27日を予定しております。あらかじめお問い合わせ下さい。

尚、山田純嗣の作品に対するお問い合わせは、suiran@suiran.com 梅津までお願いいたします。