- 2009年企画展 -
10:30AM-7:00PM
(火曜休廊)
2010年6月12日[土] ― 20 [日](火曜休廊)
AM10:30―PM7:00
禅庭や陶芸などに象徴されるように、旧来より日本の美術は自然界や生活道具として存在するものの形を借りながら、自然体という言葉と共にそこに「宇宙観」、あるいは普遍的な価値観を表現することを求めてきましたが、今泉もまた、日本の伝統的な表現価値観の中で「宇宙観」を表現しようとする作家です。 作家の日々の暮らしの中に当然のように存在する、動植物や風景など、あまりにも普通の題材を、過去の探究者達が歩んできた道を真摯になぞりながら自らの歩き方を探し求める、出来そうで出来ない頑固な態度を貫き、その「趣」の境地へ向かう気宇な作家です。 画廊主 展開催にあたり、作家自ら以下のような文章を寄せています。 |
「普通を極められないかな?」 そのように自問自答を繰り返す制作の日々です。そして、描かれた作品には歴然たる自分があり、心に染み入った感動を作品に中に蓄えようと念じながら常に制作しています。観て下さる方々が、それぞれの琴線に触れられる作品を生涯造り続けることが出来れば幸せです。 今泉尚樹 |
今泉尚樹 | |
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1970年 | 茨城県生まれ |
1995年 | 東京芸術大学美術学部デザイン科卒業 平山郁夫奨学金賞受賞 BIRTHDAY展(世田谷区民ギャラリー) |
1996年 | 7人の具象展(同‘97) |
1997年 | 東京芸術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了 修了制作 サロン・ド・プランタン賞受賞 |
1997年 | 同大学デザイン科助手(〜‘00/3月) |
2003年 | 日本橋高島屋VIA展 |
2004年 | 大藪雅孝とその仲間たち展 |
2005年 | 昆虫のいる絵画展(池袋東武) 作家の卵たち展(おぶせミュージアム中島千波記念館) |
2006年 | 「季節のうつろいを描く・今泉尚樹展」(画廊翠巒) |
2007年 | 「五感にふれる・今泉尚樹展」(画廊翠巒) |
2008年 | 「静寂・今泉尚樹展」(画廊翠巒) |
2010年 | 「趣―今泉尚樹展」(画廊翠巒) |
その他の個展 | |
麻樹画廊(銀座・成城)・小財堂画廊(銀座)・ギャラリー杉(秋田) みさき画廊(大分)・渋谷東急美術画廊他多数 | |
現在 | |
茨城県取手市在住・すいらんアートスクール講師 |