日常の雑踏に追われているとき、私たちはついあたりまえの価値や、何気ない美しさを当然のように受け取り その価値について意識もせず、気に留めもしなくなる。 予期しなかった出来事で、否応もなくその歩みを止めた時、ふと我に帰り目の前の出来事や景色が目前に飛び込んでくる。 あたりまえの美しさ、あたりまえの愛おしさ、あたりまえのなつかしさ、ふるさとへの思い。 須藤和之の世界もまた、それに通じるものがあるような気がする。 本展では 中央電機商会様の2013年オリジナルカレンダー制作の為に描いた作品原画6点の展示、昨年出品致しました、第97回院展入選作と故郷群馬の風景を描いた新作13点も、合わせてご高覧頂きます。 |
画廊主 梅津宏規 |
「春の朔太郎橋」 和紙に岩彩 F8 |
「前橋花火と群馬大橋」 和紙に岩彩 F6 |
「秋の桃の木川と上電」 岩彩 F8 |
「黄金の銀杏並木」 岩彩F8 |