群馬県/フランス美大留学予備校・芸大受験・美大受験・子どもから社会人の為の美術学校・画廊/すいらん



転写の妙― 2012年画廊企画 PART7 
阿部大介 展
―剥がされるのもの・剥がすもの―

2012年9月8日[土]―16日[日]
am10:30-pm7:00 (火曜休廊)


「無題」30X12X5cm 発砲バインダー、顔料、他 2012年


子供のころ セメダインを指や肌に塗り 乾いたそれを上手にはがし取ると そこに肌の模様が転写され わくわくした記憶がある 乾いたセメダインが気持ちいいように剥がれる その感覚がとても楽しかったと同時に 肌の模様がセメダインという別の物質に転写されることで 自分自身が肌模様と共に異なる存在になって 移動し生まれ変わるような錯覚が面白かった ということもあるかもしれない 阿部大介のこの作品プロセスの序奏は これにとても似ている気がする 対象に発砲バインダーを塗り、その物質の凹凸を転写させ 剥がしとる 対象を彩色することでその対象が再現されつつも その再生の形成方法によってまた 新たな立体として その存在を別次元の存在が誕生する 果たしてそこにはどんな命が宿るのだろう。

画廊主 梅津宏規

「無題」
110×70×15cm
発泡バインダ−、染料、スタイロフォーム 2009年




「無題」
可変 発砲バインダー、染料、他 2012年





阿部大介  ABE Daisuke
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